2日目 その1
熱風地獄
このモーテルは朝食付きです。
ワッフルと食パン、ヨーグルト、シリアルというどこにでもあるような無料の朝食。とは言っても置いてあるのを自分で作って食べます。モーテルの「朝食付き」とはこんなもんですが、これを平らげて、出発です。
昨日とは打って変わって青空になりました。ただでさえ暑くなりそうな感じなのに、今日はこれから砂漠に向かいます。
とは言っても今日の宿泊地はセドナなんで、正確には「途中が砂漠」ですね・・。
L.A.と呼ばれるエリアはとても広いです。グレーターロスアンジェルスと言ってL.A.市とその周辺を含めた地域を「L.A.」と呼びますが、日本のどこかの県と同等ぐらいの広さです。
そのL.A.の中の「郊外の街」がずっと続き、なかなか砂漠にはなりません。当初の目的のI-10まで遠い事遠い事・・。
その分道路網は発達していて、いくつものインターステートを渡り歩きました・・。
ようやく、こんな砂漠っぽい山が出て来て、さらに東へ進み、すぐに入るのがパームスプリングス。
一見、何も無さそうな街だけど、砂漠のリゾート地らしく、L.A.の人達はよく来るみたいです。
しかし、この街、風力発電のプロペラが多過ぎです・・。
画像を見てもらえばわかると思いますが、果てしなくプロペラです・・。その数3500だとか・・・。
しかも、6つの電力会社で分割所有し、この街の30%の電力を供給しているらしい・・。
砂漠を渡る熱風を有効利用してますね。
しかし暑いです。
車とはいえ、車内まで容赦のない日差しが・・。
途中立ち寄ったRest Areaでは魂が抜かれるぐらいの暑さ。画像で伝わらないのが残念です。
さっきのパームスプリングスを過ぎると、いきなり街がなくなり、砂漠の連続で、昼食べようにも店すらない荒野になってしまいました。絶対寄らないといけない In-n‐Outはさっき通り過ぎてしまい、今度食べられる所があれば、寄らないと昼ごはん抜きです。
何も考えずに走ってると、アメリカはこういう事があるから怖いです。食べ物は何とかなっても、ガソリンが無ければ、いきなり危険な状態に追い込まれるので、計画的、或いはガソリンメーターの針が半分まで来たら給油とか気を付けないといけません。
かなり走って、ようやく小さな街を見つけたので、昼ごはんを食べる事が出来ました。
カールスジュニア。アメリカでの昼ごはんって、こんな物ばかりになります。でも、大好きですけど。
バーガーにグリーンチリ(ハバネロ?)の酢漬けが入っているのがおいしいです。
まだ150マイル近くあるんで、ガソリン補給してさっさと出発です。
そういえば、今回車を借りる際、走行メーターの写真撮るの忘れていて、出だしの表示が定かではありません。
とりあえず、序盤の今、走ってる最中に撮っておきました。
確か出だしは17170ぐらいだったような・・。
サワロが見れない・・・
I-10の両脇にサワロ(サボテンです)が見え始めるとやがてフェニックス。
サワロを近くで見たいけど、こんな所で止まる訳にも行かず・・。
もう1時間ぐらいでセドナに着く頃、ガソリンが少なくなってきた事と、サワロ目当てにフェニックスから入ったI-17を降りてみたけど、サワロは道路脇近くには無い・・・。生えている所が限定されているのか、ある所とない所がはっきりしていました。
アメリカのガソリンスタンドっていい味出してる、カッコイイ所多いですね。
この76だけでなく、TEXACOとかマイナーな店とかでもそうなのですが、佇まいというか、雰囲気が各店で違って独特な物だからでしょうか?どこも一緒の日本のガソリンスタンドとは違いますね。
後ろに見える山に生えるサワロがアリゾナ感を演出してます。
この先の山を越えると急にサワロはなくなり、赤い岩山が遠くに見え始めます。
サワロを真近で見る事は幻となってしまいました・・・。
この坂、画像より実際はかなり急です。
トンネルを作らない文化?のアメリカは、スパッと山を切り崩して、無理やり道を通すんで、こんな急な坂が多いですね。
でも、特にこの近辺は山が少ないし、あったとしても急峻ではないんでこんなんでOKなんでしょう・・。
この辺でビデオカメラが突然壊れて、何も映らなくなってしまいました。落としてもいないし、手荒に扱った事もないのに、何の前触れもなく動かなくなりました。
毎回、それほど多くは撮影していませんが、旅行から帰って、たまに見返すのが楽しかったのに、今回は映像無しの旅行になってしまいました。
出発から8時間ぐらいかかりましたが、ようやくセドナに到着です。
落ち着く景色を見て、疲れも吹っ飛びました。
と言いたいのですが、この後、とんでもない事をやらかしてしまいました・・・。
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