4日目 その6
ブライスへ走れ!
アンテロープの余韻に浸る間もなく、ブライスキャニオンに向かいます。
アンテロープのツアーの時間が遅くなったため、ブライスキャニオンを歩きたかったのを諦めたんですが、それでも、夕方までにはブライスキャニオンに着いておきたいので急ぎます。
しかも、ブライスキャニオンはUTAHなんで、また1時間、時計を進めないといけないし、宿も近くではないので、余計ですね。
アンテロープを出てすぐグレンキャニオンダムです。
一大リゾートであるレイクパウェルにあるダムで、周辺の電力、水力を補うために作られ、その結果、レイクパウェルに自体は全長300㎞の全米で2番目の人造湖になりました。
ちなみに全米1位はラスベガス近郊にあるフーバーダムによって出来たレイクミード。
この辺りもゆっくりしたいんですが、先を急ぐため通過です。
ここでの過ごし方は主にウォーターアクティビティになりそうなんで、ボートの一つも持っていない私はあまり縁がないかな・・・。でも、見る限りでは他にも楽しめそうな感じでした。ダムだけでも見学したかったんですけど、ちょっと無理でした。せめて展望スポットに寄れば良かったかな・・・。
数日前に走ったフラッグスタッフからのUS89を進んでカナブの街を通り過ぎ、途中で写真も撮らずに急いだ結果、今日の宿泊地、TROPIC(トロピック)に夕方に到着です。
チェックイン後、すぐブライスキャニオンへ向かい、陽が傾いた谷を見る事が出来ました。
ブライスキャニオンは、厳密には峡谷ではありません。よく、円形劇場に例えられますが、その通りです。
そして、無数に立つ、浸食された堆積岩。
人の姿に見えたりする事から、「亡霊たちの野外劇場」とか言われたりします。
色、形、今まで見てきた岩と違う姿にまた心奪われそうです・・・。
ただ、この時点ではアンテロープの残像がありますからね。歩いてみたらまた違うハズですけど・・・。
ここのトレッキングは明日にするとして、トロピックに戻ります。
食べる所が心配なんですよね・・・。トロピックはモーテルばかりでしたから。
それに、アンテロープで浴びた砂を早く落としたかったのもあります・・・。
首とか触ると、ホントに「ジャリ」って感じで細かい砂がついているのがわかります。
おいしくない、ガチで「巨人が食べそうな量」のペンネパスタを、1件しかないであろうレストランで半分以上残し、今日の夕食終了です・・。
時間は21時過ぎ、外はもう暗くなって、ガソリンスタンドのイルミネーションがカッコ良かったです。
田舎の小さな街
ここ、トロピックはブライスキャニオンのゲートを東側に降りて来た所なんですが、それでも、標高2000mぐらいはあるのでしょうか?
朝は結構寒く感じますが、砂漠の暑さ続きの体には気持ち良かったです。
このBryce Pioneer Villageは敷地が広く、キャンピングカーも数台、しかもフルフックアアップで止めれらるスペースがあります。我々が宿泊したモーテルタイプの部屋もかなりの部屋数があったので、大きな施設です。
元々は同じトロピックの違うホテル、しかもロッジタイプを予約してたんですが、日程変更によりここぐらいしか空いて無かったんです。やっぱり夏はどこも早くから埋まってしまいますね。
雰囲気はいいんですけど、私達が泊まった部屋は狭く、快適でもなく・・・って感じでした。
このオフィスでは朝食も無料で食べられます。ちょっと貧相だったのでパスしましたが・・・。
トロピックの街。このメインの通りの両側にホテルが立ち並んでいます。
アメリカの田舎街って感じですが、「涼しくて気持ちのいい朝」丸出しですね。
やっぱり、ブライスキャニオンに限らず、国立公園内のロッジに泊まるのが一番なんでしょう。
ただ、予約が早い段階から一杯になる傾向にあるんで、特にこんなメジャーな場所は早めの予約が必要です。半年前から予約が埋まり始まるホテルはざらにあります。国立公園の人気度数によって予約が埋まる早さが違うみたいです。
出発して、ブライスキャニオンに向かいます。ここからは山を登って行く形になるので、ずっと上り坂です。
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