以前、KINTOについて契約の体験を含め紹介したが、それぞれが差別化を図り、あるところは契約終了後に車がもらえたり、あるところは契約期間中ガソリンが値引きされたり、またあるところは外車も選べるなど様々で、自分のライフスタイルに限りなく合うチョイスが増えた。
世の中にカーリースがこれだけあると、「何から見ていったらいいの？」となってしまう。しかし、いろいろ調べていると、少し変わったサービスを付帯出来るところがあったので、詳しく見ていこうと思う。
DeNA SOMPO Carlifeの「SOMPOで乗－る」というものだが、見ておわかりの通り保険会社のSOMPOとDeNAの合弁会社がカーリース部門で出している商品。
頭金、初期費用なし、数種のメンテナンスプランから選ぶ、契約終了後はいくつかの選択肢があるのは他のカーリースと変わらないが、
- 毎月オプション契約として一定額支払うと、条件を充足すれば無料で途中解約ができる事。
- これも毎月のオプション契約が必要だが、契約から３年以降で、免許を返納する場合途中解約が無料でできる。
- 残価設定オプションがあり、これは契約満了時に車に損傷がなく、契約走行距離を超えていなければ、価値が下がった場合（予定残価より低かった時）でも差額を支払わなくてよい。
- 契約期間中、使用頻度が少ない時、乗らない日にカーシェアとして貸し出す事ができる。
- 安心乗ーるは完璧なメンテナンスオプション
といったプランがあり。選択によっては他社にはないメリットがありそうだ。
一番短い契約期間の３年では中途解約はできないが、５年までの契約は３年目以降に、６年以上の契約は契約満了の２年前から途中解約できるので、実質４年以降は「１年区切り」という契約ができる事になる。通常は３、５、７年が契約期間なので、フレキシブルにリースできてしまう。また、高齢者には諸事情により免許返納する事が考えられる。そうなると契約期間が半ばであれば途中解約違約金が発生してしまう。
車のサブスク【SOMPOで乗ーる（そんぽでのーる）】
残価についてはオープンエンドで設定されているからなのかもしれないが、残価が初期設定より下がってしまい、支払いが発生する事があるという事だ。もちろん逆の場合では差額を受け取る事になるのだが、これについては選ぶ車種、期間によって変わるので一概には言えないだろう。
SOMPOで乗ーる（そんぽでのーる）
リースしている車を他人に貸し出すという「又貸し」状態だが、これは形だけを見れば「１台の車をシェアしているが、大部分の期間を１人が使用している」ということになる。リースとは言え、ずっと乗っている車を急に他人に貸す事に抵抗がなければ、収入によって月々のリース負担が減る事になるので、これはこれで割安感があるかもしれない。
車のサブスク【SOMPOで乗ーる（そんぽでのーる）】
確率的にはそれほど多く感じないが、フロントガラスの飛び石による修理やオートスライドドアの故障、ハイブリッドの電池に関する故障に完璧に備えるのが「安心乗ーる」というオプション。パンクは年１回１万円まで、フロントガラス修理は年１回5万円まで、スライドドアやEVバッテリーなどは50万円、年100万円限度にはなるが補償してくれる。通常、新車のカーリースはメーカー保証が付帯しているので、期間内であれば対応できるが、一般的には3年または5万キロのどちらか早い方が期限になる。安心乗ーるではメーカー保証が切れた後でもカバーしてくれる。
SOMPOで乗ーる（そんぽでのーる）
そして任意保険については、それまでの車のものを引き継ぐ事が出来るし、何といってもSOMPOは損保ジャパン日本興亜を傘下に置いている会社なので、万全な任意保険を契約時に案内してくれる。
これだけ各社がいろいろなプランを出してくると、どんなプランがいいのか分かりづらくなるが、使う側からみれば、それだけ自分に合ったカーライフを送れる事になる。最終的には細かい部分での差が決め手となってくると思われるが、この「SOMPOで乗ーる」はカスタマイズのチョイスが多い分、自分好みのカーライフが手に入れられるのではないだろうか。
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