過去の栄光・・・
早く次に行かないといけないのに、こういう時に限って、もっとゆっくりしたい・・・ってなりますね・・・。
再びフラッグスタッフ経由で、Route66に戻ります。
ついでに北アリゾナ大学でグッズも買い込みました。
アメリカの大学はペンからアウターまでいろんなグッズを取り揃えている所が多いので、デザインとか気に入ったら即買いですね。
インターステート40号線を東へ向け走ると、いつの間にかフラッグスタッフの高地を降りて、再び砂漠が広がります。このインターステート、下1桁0番台は東西、5番台は南北と分けられているようです。ただ、5番台の南北に限っては、東西ちゃう・・・?って思う箇所も・・・。
途中、ウィノナにも寄りたかったけど、時間の都合で割愛し、Twin Arrowへ。
その名の通り、2本の矢が地面に突き刺さってます。
元々はトレーディングポストがあったのですが、閉店となりました。トレーディングポストとは、白人とインディアンの交易のために置かれた場所で、1800年代ぐらいから始まりました。食料品や工芸品、家財道具までも並び、郵便局や仕事の斡旋までも行われていたそうです。
写真で見てもわかる通り、周囲には何もない場所ですが、遥か彼方に住んでいたインディアンもいて、彼らの生活物資を揃える場所だったんですね。
そういうトレーディングポストがアメリカ西部を中心にかなりの数があったのですが、交通網の発達、モータリゼーションなどにより、次々に廃止されます。「人がいなくなった」だけで、建造物だけ残った場所も多いです。このツインアローも同じですが、Route66ではあまりにも有名な場所ですね・・・。
続いて2GUNS。
ここも「人がいなくなった」、ゴーストタウンです。
レストランのみならず、モーテル、動物園まであったそうですが、給水塔に描かれた西部劇チックな絵が残るだけの物悲しい風景です。
Twin Arrows、Two Guns
近くにありますが、両者とも既にゴーストタウン。
アリゾナだけでなく、カリフォルニアなどRoute66の沿線にはこうしたゴーストタウンがかなりあります。地図で見ても名前は出ているけど、行ってみたら廃墟だけ・・・とか、廃墟すら無い所もあります。
今では数件しかない小さな街でも、1800年当時は繁栄したんでしょう。
時が止まった街の過去の栄光を、残されたオブジェ達が悲しそうに見ているようです・・・。
そんなノスタルジックさがRoute66の魅力でもあります。
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