4日目 その1
Theアメリカ・・・な風景
メキシカンハットの朝は涼しいと言うか、ちょっと寒いです。
この辺りはコロラドプラトーと言って、高原に近い感じの台地になり、夏でも朝晩は気温がグッと下がります。しかし、気候的に雨が少ないので、朝はスッキリ晴れ上がって気持ちいいです。
時刻は6時。
ホテルの前のShellに併設されているセブンイレブンに行ってホットドックなんかを買って朝ご飯に・・。
今日はコロラドまで行きます。
と言っても、車で2時間も走ればコロラド州に入ってしまいます。メサ・ヴェルデという所に行きますが、先住民族の住居跡があったりする国立公園です。
しかし道が気持ちいい~。
対向車も無く、ひたすら何もない、誰もいない道を進みます。
でも、たまにこんな小さな街?村?があったりして、「こんな所にも生活があるんだ~」って思いながらも、ちょっと羨ましく思ったり・・・。
どうやって生活してるん?と思うけど、こんな何もない所で数日暮らしてみたいな・・・って。
何もしないで、ただただゆっくり時間が経つって行く生活。
高校の頃、アメリカに留学に行った友人がいて、帰ってからどんな生活をしてたのか聞いたら、高校に行くのに車に乗って行くし、買い物では牛半分ぐらい買うって言ってて、「そんなんウソやで~絶対!」って思ってました。
で、いつか確かめたろ・・って思ってましたが、こんな所を見ると、「あながちウソやないな・・・」って思います・・・。
アメリカに来る度、「何か小さい発見」的なものがありますが、こういう風景って、私の思い描く「The・アメリカ」の1つだったけど、実際、見る事が出来ました。
私は、こんな自然がいっぱいな景色が好きで、他にもルート66や、モニュメントバレー周辺の砂漠地帯とか、見てて飽きない風景だと思っています。
決して、ニューヨークのタイムズスクエアや、自由の女神ではないです・・・私は。
って言うか、実は10数回アメリカに来てますが、上記2つは未だに行った事ありません。
「そんなに来てて、どこ行ってんねん!」って思われても、大都会は好きになれないんです・・・。サンフランシスコだけは、語学留学していた時に住んでいた街なので、都会であってもNo.1なのですが、それ以外は国立公園だったり、砂漠や草原だけで十分です。
なんかこの道、道路工事が多かったです。
ある人のブログでは30分待たされたとか書いてあったんで、計ってみましたが、10分でした。
短いのかどうかわかりませんが、日本では考えられない待ち時間なのは確かですね。
その分、工事している区間も長いんですが、それより、工事している人達は、どこから来たんだろう・・・と。とてつもなく何もないこの場所に、何時間もかけて来ているんでしょうか?
メサベルデ
メサヴェルデ国立公園。メサ(台地)ヴェルデ(緑)。
アナサジ族が断崖をくり抜いて作った集落遺跡群が残っている事で有名な国立公園です。
ここのビジターセンターに寄ってみると、えげつない人でした。
パークレンジャーが連れて行って説明してくれる、ツアーがあるんですが、どれも満杯もしくは、遅い時間のしか残ってません。それは予測していたんで、自分達で廻る事にします。
ただ、その場合、遺跡には行けないんで、遠くから見るだけになりますが、今日はその後別の公園にも行くんで、仕方ないですね。
拡大すると、岩をくり抜いて住居を造っているのがわかると思います。
かなり近くで見える所もあります。
中央右寄りの建物は3階建てですね。
このような住居跡がいくつかあって、実際に行ければ良かったんですが、残念です。
かなり高度な文明を持っていたようなのですが、初めは台地に住んでいたのに、洞窟に住むようになったのだが、ある時、忽然といなくなった・・・。
みたいな事が紹介されていますが、獲物になるものを乱獲した結果、動物がいなくなり、それらを求めて他の場所へ移動したと考えられているみたいです。
住み始めたのは1世紀ごろらしいですが、集落遺跡が造られたのは9世紀ごろらしいです。
古代ロマンです・・。よく「アメリカは歴史が浅い」と言われます。イギリスからの移民が建国して400年ちょっとだからなのですが、先住民はそんな時代から住んでいて、「国」ではなかったがために「先住民の遺跡」としてしか紹介されないのは残念ですね。
そして、遺跡群の上の台地では、大規模な山火事で燃えて、枯れた木た乱立しており、不気味な感じです。
この公園、かなり広くて、私たちは2つあるエリアのうち、片方しか行けませんでした。
入口から最初の遺跡まで近くて20マイル以上あるし、入ってすぐ登りが続き、結構な標高まで上がる広大な国立公園になります。アメリカ先住民好きな私としては、もう一度ゆっくり来て、ツアーとかにも参加したいですね。
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