荒くれ者が集う街 ホルブルック
ちょっと寒く感じたテント型の部屋。
朝、外に出てみると冷え込んだのか、張り詰めた空気を感じます。
こんだけあると、ヴィンテージカーなのか普通の車なのかわからなくなってます・・・。
今日は、化石の森国立公園へ向かいます。
その前にマクドで朝食ですが、駐車場からの景色が案外良かったです。
ちょっと高台なんで、遠くまで見渡せられます。
ま、ただの砂漠の田舎街ですけど・・・。
このホルブロック、その昔は典型的な西部の荒れた街だったらしいです。
流通の中心であったにもかかわらず、教会すらなく、無秩序の荒くれ者の集まりの街だったそうで・・・。
近代になると、Route66が通り宿場町として栄えましたが、I-40が通るようになり、Route66も廃止になりました。ただ、これから行く化石の森国立公園などの観光資源があるせいで、多少の栄枯盛衰はあるものの、「街道沿いの小さな街」として今日まで来た街です。
確かにこの街のバーやレストランなど、特に線路の南側は看板がおしゃれで、建物も古く趣のある物が多く、人口もそれなりにあるようで、昨晩行ったデニーズなどは賑わってしました。
不便かもしれないけど、なんか住みやすそうな雰囲気の田舎町。
そんな街を後に、化石の森国立公園へ向かいます。
宝石が転がる公園
ホルブロックから小1時間。
化石の森国立公園に到着です。
「化石の森」ってなんやねん・・・。「化石が森になっている」ってどういうことやねん・・・。
って思うでしょ?私もそう思いました。
簡単に言うと、三畳紀の頃の倒木に火山灰が含まれた砂利が堆積し、化石化したもの。
木が二酸化珪素になり、鉄、マンガンにより着色され、最終的には水晶、メノウ、アメジストオニキスを含む宝石になりました。
こんな感じで木が転がっています。
遠目にはただの岩にも見えますが、近くで見ると、間違いなく「木であった」物体です。
そして中は、
こんな感じで、まるで作り物みたいな感じです。
これらが「原石」で、磨くと綺麗な石?つまり「宝石」になります。
ごろごろ見える木、わかりますかね?これら全て宝石なんです。
ほとんどの所が立ち入り禁止で、長くないトレイルの両脇にもこんな感じでゴロゴロ転がっているので、それらはしっかり触って観察出来るようになっています。
当然ながら、それらは持ち出し禁止です。
昔はかなり持って行かれたそうですし、今でも盗掘される事があるとか・・・。
アメリカの国立公園は必ずレンジャーがいます。彼らには警察権が与えられていて、定期的にパトロールしているし、ちゃんと拳銃持ってます。だから悪い事すると逮捕されるので、ちゃんとルールは守るようにしましょう。
この公園、I-40が真ん中を通っていて、この辺りは南側になります。北側に行くとちょっと風景が変わり、あまり木の宝石が少なくなります。
次は北側に向かいます。とは言ってもアメリカの国立公園です。そんな近くありません・・・。
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